近年、お子さんを公立の小学校に入学させずに私立小学校を受験させる親が増えつつあります。その理由として、学力低下や学力格差がすすむ公立小学校ではなく、なるべく良い環境で育ってほしいと考える人や中学校、高校受験をせずに一貫した教育を受けさせたいと考える点があげられるでしょう。私立小学校を受けさせる親は、もちろん早いうちからお子さんを塾へ入れて勉強させなければなりません。私立小学校の入試問題は特殊なものが多いからです。しかし、受験という世界を知らないお子さんを勉強させることはかなり大変ですし、モチベーションを保たせることも一苦労でしょう。そこで、今回は、小学校受験を考えている親はいつからお子さんに受験対策させればいいか、ご紹介させていただきます。

モチベーションを保たせるのに必要な期間

まず、いつから受験対策をさせるべきかという点です。これは、早ければ早いほど良いというわけではありません。平均すると年中さんの秋か、年長さんになる直前と言われています。理由として、受験対策が始まり塾へ通い出すと、遊ぶ時間が少なくなってしまいます。私立を受験しない周りのお友達が毎日遊んでいる中、自分だけが勉強を強制的にさせられていると思われてしまうと子供はとても辛い思いをします。年中さんの秋ごろまでは、たくさん外で遊び、自然と触れ合ったり多くのお友達と遊ばせることが大事です。また、季節ごとにある行事を楽しむことや買い物をしてお金を触る事など、大人にとって当たり前な事を経験させることも子供にとっては勉強です。あまり早い時期から塾へ入れるのでは逆効果になります。

小学校受験はストレスにならない程度に

以上のように、受験対策は適度な時期から始めるようにするべきです。しかし、本格的に塾へ行き出した時にも注意が必要です。受験科目には、集団行動の試験がある場合が多いです。これは、他のお友達と一緒に遊ぶ姿を観察し、コミュニケーション能力や性格を見る検査です。例えば、おもちゃが3つ用意されている部屋に子供が5人入った時、おもちゃを譲りあえるかなどを見るものです。このような試験に備えるには、塾で勉強するだけではなく、お友達と遊ぶ時間や家でお手伝いをする時間も作らなければなりません。勉強だけに専念させず、遊ぶ時間を作る事によって受験対策にもなりますし、勉強のストレスを発散させることもできます。受験までは親が子供を束縛しすぎないようにすることがいちばん難しいかもしれません。